Color Catalog Vol.7 [Watch]
日々を彩るカラフルなプロダクト集
スタイリングのポイントになるウエアやアクセサリー、部屋全体を明るく見せるインテリア。色とりどりの小物たちはそこに存在するだけで個性を主張する力強さがあり、心に多彩な栄養を与えてくれる。ここからは、日常に取り入れたい生活を豊かに彩るカラープロダクトを紹介していこう。
1 GMT-Master Ref.1675 “’78” Root Beer Dial
by Vintage Rolex
GMTマスターは、ベゼルの配色によって飲み物の愛称が付けられることが多く、定番の“赤と青”はペプシ、“赤と黒”はコークのように有名な炭酸飲料のカラーで呼ばれている。このブラウンのベゼルはルートビアと呼ばれ、前オーナーがワントーンにカスタマイズした1本。ダイヤルのブラウンの光沢感も相まって渋みのあるデザインだ。
2 Panthere Small Model Malachite
by Vintage Cartier
マラカイト(孔雀石)をダイヤルに使用した深みのある緑色のダイヤルが美しいこちらは、カルティエの女性向けコレクション、パンテールによるもの。パンサー(豹)を意味する名前を冠しており、滑らかなケースのシルエットが特徴的で繊細かつラグジュアリーな雰囲気が漂う。女性向けではあるもののキース・リチャーズが愛用したことでも知られる。
3 Oyster Perpetual 24 “’60” Ref.6618
by Vintage Rolex
焼けの経年変化によって黄味がかったダイヤルが特徴的なこちらは1960年製造の婦人用。インデックス部は、スティックバトン型とダイヤカットポインテッドバトン型を組み合わせた仕様となっており、クラシカルな印象が漂う文字盤だ。鮮やかなカラーダイヤルはハードルが高くても、こんなさりげない色味なら普段のスタイルにも取り入れやすい。
4 Round Automatic Watch Tiger’s-Eye
by Vintage Audemars Piguet
世界3大時計メーカーの一角として知られるオーデマ ピゲ。タイガーアイのようなブラウンが主張するダイヤルに加え、18金を使用した細かい装飾が施されたケースが美しい1本。バンドも細かな仕様になっており、クラシカルさと精緻さが織り混ざった統一感のあるデザインとなっている。特別なシーンで身につけたい、そんな腕時計だ。
1 Must Tank LM “’76-80”
by Vintage Cartier
カルティエの腕時計の中でも人気の高いタンク。アンディ・ウォーホルも愛用したことで知られるドレスウォッチの代表格である。その中でもヴィンテージのマストタンクはカラーダイヤルも豊富で、凝ったデザインのものまで様々とあるが、定番なのがこのカルティエを象徴するボルドー色の“ガーネットダイヤル”と呼ばれる文字盤だ。
2 Datejust 36 Ref.16233 “’93” Ferrite Dial
by Vintage Rolex
独特な模様のダイヤルには“フェライト”素材を使用した希少性の高いモデル。フェライトは、酸化鉄を主成分にコバルトやニッケル、マンガンなどを混合焼結した磁性を持つ鉄鋼物で、鉱物にも似た不均等な質感が美しい。同じ柄が2つとないのも魅力。ベゼルやインデックス部などゴールドとの相性も良く、均等が取れたデザインに仕上がっている。
3 Yacht Club “’69”
by Vintage IWC
数々の名作腕時計を生み出した天才デザイナーのジェラルド・ジェンダが手がけたCラインケースの曲線美を堪能できるヨットクラブ。その中でも希少性の高いブルーマーブルダイヤルは、元々ヨットマンの為に作られたストーリーがあり海の景色を感じられるような見た目となっている。リューズ部分はお馴染みの魚マークが入っている。
4 Day-Date 36 Ref.18238N2BR “’94-95” Yellow Shell 2P Teardrop Diamond Dial
by Vintage Rolex
ロレックスの中でも最もハイエンドな位置付けであるデイデイトは、ケース素材にゴールドやプラチナを使用。ダイヤルのバリエーションも豊富で、希少な金属や鉱物、木材などラグジュアリーなものが多い。こちらは、光の加減で色味が変わるイエローシェルをダイヤルに採用。6と9時位置のダイヤも相まって芸術品のような佇まいを魅せる。
Photo Taijun Hiramoto | Styling Riku Oshima | Edit Takayasu Yamada Aya Sato Rikako Goto Jo Kasahara |