G-SHOCK × Wasted Youth “DW-5900WY” Interview with VERDY

「思い描いた通りのG-SHOCK」 Wasted Youthコラボの裏側を VERDYに独占インタビュー

時計は自分らしさを体現するファッションアイテム

ー今回のコラボレーションを経て、まさにWasted YouthらしいG-SHOCKが完成したわけですが、改めてVERDYさんがG-SHOCKに感じる魅力について教えてもらえますか?

定番であるということの他に、G-SHOCKが持つタフネスには非常に惹かれます。特にWasted Youthは自分の中にあるスケートやパンクなどの面を表現したものでもあるので、そうなると身につけるウォッチも頑丈でなければならないんですよ。そこにWasted YouthとG-SHOCKの親和性を感じているんです。クラブやライブハウスに遊びに行ったときに、ビールや水がかかっても壊れることのない安心感があるし、スケートをしているときに転んでも大丈夫。ある意味、ラフに扱っても安心できるというタフな作りが魅力だと思います。

ー今では時間を確認するのにもスマホ1つで事足りますが、あえて時計を着用することのカッコよさをどこに見出していますか?

どんな時計を身につけるかによって自分のスタイルを体現することができる点に魅力を感じていますね。僕の場合はG-SHOCKを身につけていることが自分らしさに繋がっていると感じます。普段はアクセサリーを身につけることは少ないですけど、時計は1つの主張としてもコーディネートに取り入れたいですね。道具としてだけではなく、ファッションアイテムとしてカッコいいものなんだと思います。

自分らしさと東京感をプロダクト全体に表現した

ーG-SHOCK×Wasted Youthのコラボレーションモデルが発売になりますが、VERDYさんがG-SHOCKとコラボレーションするのは、2019年のBABY-G誕生25周年記念BABY-G以来ですよね。

はい。あのときのGirls Don’t Cry×BABY-Gはフレンズ&ファミリー限定展開だったので、一般発売されるプロダクトとしては、今回のG-SHOCK×Wasted Youthが初となります。僕はスタンダードなブランドが好きなので、ストリートの大定番でもあるG-SHOCKと、ずっとコラボしたいと考えていたんですよ。それがついに実現したと思っています。

ーDW-5900をベースモデルに選んだ理由は何ですか?

個人的に好きな形の時計なんです。一方でスッキリとした見た目のDW-5600も好みなんですが、このモデルは数多くのブランドとコラボしてきた背景があるので、自分らしさを表現するためにもDW-5900をベースにしたいと考えました。僕はシンプルなものが好きなので、そんなシンプルさの中にどうやってWasted Youthらしさをデザインしていくかをすごく考えました。

ーコラボモデル『DW-5900WY』におけるこだわりについて教えてください。

ネイビー×ホワイトという配色はもちろんですが、裏蓋にWasted Youthのロゴを刻印したり、遊環をトレードマークの形に型抜したりして、細部までWasted Youthらしさを表現しています。特にこだわったのが蓄光素材の文字盤にプリントしたロゴですね。改めて見ても、この総柄の文字盤はポップでカッコいいと思います。ライトを点灯すると、この蓄光ロゴと共にW.Y.が浮かび上がる仕様になっていますが、そこもポイントですね。あとは、ビールの缶を彷彿させるパッケージにしたのもWasted Youthらしい特徴になります。

ーパッケージ自体をビールの缶のようなデザインにした理由は何ですか?

Wasted Youthを象徴するチューリップのグラフィックデザインにもある通り、ビールの缶はWasted Youthらしさを端的に示すものなのでパッケージにしたいと考えました。蓋を取ると、これもWasted Youthが以前より提示してきたものですが、“I can’t waste my time anymore”というメッセージが表れます。今回のプロダクトに適した言葉をチョイスし、より自分らしいG-SHOCKに仕上げていったんです。同時に、僕にとって缶ビールというのは、すごく日本らしいものでもあるんです。と言うのも、海外ではコンビニで缶ビールを買って友達と一緒に屋外で飲む、といった時間を過ごすことはできないじゃないですか。そういう意味でも日本ならではの形だと思うんですよね。自分の中に東京を拠点に活動しているということが強くあるので、こういう表現も自分らしい点だと感じます。総じて、この『DW-5900WY』は、僕が常に着用したいと思い描いていたG-SHOCKそのものだと思います。だから、すごく気に入っているんです。

初めて手にするG-SHOCKになったら嬉しい

ーどのような人に『DW-5900WY』を手にしてほしいと思いますか?

自分と同世代の人はもちろんですが、日常的にG-SHOCKを愛用している人にも身につけてほしいですね。あと、若い世代が初めて自分で買うG-SHOCKとして、今回のコラボ作を選んでくれたら嬉しいです。振り返れば、僕がG-SHOCKを初めて買ったのが中学生の頃で、そのときの感動を今でも覚えているんですよ。その思いがあるので『DW-5900WY』も、誰かにとっての最初のG-SHOCKになったらいいですね。だからこそ、今回はたくさんの本数が生産され全国の店舗で幅広く展開される予定です。先行販売や予約を逃した人でも、ちゃんと定価で買うことができると思うので気になっている人は安心して購入を検討してほしいですね。発売後でも一定期間、店頭に並んでいると思うので、Wasted Youthとのコラボ作だと知らない人にも自然な流れで手にとってほしいです。そんな風にブランド的な付加価値を抜きにして、モノとして良いと考えてくれる人の手元に渡ってほしいと思いますね。そして、長く愛用し続けてくれたら嬉しいです。

ーウォッチだけではなく、Tシャツとフーディも展開されますね。

はい。アパレルに関してはCASIOのオンラインストアと、僕のWEBショップ(VERDY’S GIFT SHOP)で発売になります。ウォッチのパッケージとなったビールの缶をチューリップのグラフィックデザインに昇華し、その横にG-SHOCKが転がっているという、今回の取り組みならではのデザインになっています。

ー今回のコラボレーションでスケートビデオを制作されているのだとか?

そうですね。これまでもコラボレーションなどの際に制作してきたのですが、今回もG-SHOCKチームをはじめスケーターの西宮ジョシュアくんと佐川海斗くんの協力を仰いでフィルムを作りました。というのも、Wasted Youthがスケートカルチャーやパンク文化を根底に持っているブランドだからです。そのカルチャーに貢献できるアクションとしてスケートフィルムを制作したので、こちらもチェックしてください。

ーここからは、VERDYさんの活動についても教えてください。11月19、20日にはカリフォルニアのロングビーチで開催された『ComplexCon』のキュレーターを務められましたね。

はい。今回はキュレーターとして国内外のブランドを招聘し、メイングラフィックからオフィシャルグッズ、会場に配置するオブジェからインフォメーションのデザイン、リストバンドと隅々まで自分がディレクションを行いましたが、とりあえず無事に終わってホッとしています(笑)。思い返すと、パンデミック以降、初の渡米となったんですけど、現場にはパワーが溢れていてパッションを感じました。友人も大勢参加してもらって、彼らが各々、自分たちらしい世界観をブースやライブで体現してくれたおかげで、すごく良いものになったと思います。僕がキュレーターだったから、というのも理由としてあるんでしょうけど、ストリートカルチャーの力を再認識できる場でもあったかもしれません。

ーそんな大仕事を経ての2023年ですが、どんなことをやってみたいと思いますか?

まだ、具体的なプロジェクトを抱えているわけではないのですが、東京で初めて大きなスタジオを構えることができたので、今までとは違うことをやりたいですね。例えば、大きな作品を作ったりだとか、自分が楽しめる新しいことにチャレンジしていきたいと思います。

▼インフォ
G-SHOCK×Wasted Youth “DW-5900WY”
¥15,400(TAX IN)
12月9日発売(12月1日より予約開始)
※VERDY’S GIFT SHOPでは11月30日より先行販売を実施

(取扱い)
カシオ時計取扱店
CASIOオンラインストア(https://gshock.casio.com/jp/products/limited/wasted-youth/)
VERDY’S GIFT SHOP(https://vgiftshop.base.shop/)

フーディ ¥18700(TAX IN)
Tシャツ ¥6600(TAX IN)
12月9日 12:00より
※VERDY’S GIFT SHOPでは11月30日より先行販売を実施
※フーディ、Tシャツの予約販売はなし

(取扱い)
CASIOオンラインストア(https://gshock.casio.com/jp/products/limited/wasted-youth/)
VERDY’S GIFT SHOP(https://vgiftshop.base.shop/)

Photo Dai YamashioroInterview & Text Ryo TajimaEdit Yutaro Okamoto

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