frames of japanese craft
日本の技術と個性を表現する 8本のアイウエアたち

Shirt (Inner) ¥37400 by SOSHIOTSUKI (MATT.)
温故知新をコンセプトにひねりの効いたデザインながら、柔らかなフレームの曲線により、日本人にも合わせやすいシルエットを両立するブランド ayame。ドイツ製ヴィンテージグラスからインスピレーションを得た本作はクラシックな印象ながら僅かに垂れ目に仕上げたシェイプによりリラックスした雰囲気も両立している。ミリタリーテイストのコートと組み合わせることでより重厚感を感じるスタイルを実現できる。

「Tradition & Innovation」の哲学のもと独創的ながら、日常に寄り添うアイウエア作りを行うユウイチ トヤマ.。ラッパーから愛されたアイウエアを彷彿とさせる、60’sをイメージしたフロントシェイプはヒップホップを愛するデザイナーの外山ならでは。リアーナなども愛用する「ベニー・アンダロ」の帽子を使用したスタイリングは90年代のスタイルを想起させながらも、より現代的な表現に落とし込まれている。

1917年に「木村製作所」としてスタートし、世界で初めてチタン製のアイウエアの量産化も実現したカメマンネン。切削とプレスの複合加工によりブリッジまでが完全に一体化した本作は伝統に裏打ちされた確かな技術によって、ほかブランドでは表現し得ないフューチャリスティックな雰囲気を醸し出している。グレーのセットアップに黒の小物を合わせたミニマルなスタイルでアイウエアの雰囲気を踏襲していきたい。

鯖江で培われた伝統を礎に、不易流行の精神で進化を続ける金子眼鏡。工場では全工程をひとつ屋根の下で行い、作り手が細部まで関わることで生まれる高い完成度と軽やかな掛け心地が魅力。シルバー925の装飾や繊細な彫りを施したプレミアムラインは、クラシカルなムードと現代的な洗練を併せ持ち、静かに凛とした存在感を宿す。過度な主張をせず、装う人に寄り添うこの一本は、レザーエプロンや首元のレイヤードのアクセントを際立たせる。

モダン・ジャズから派生した1960年代のモッズを着想源に、極端に天地幅を抑えたシャープなスクエアシェイプで仕立てられた一本。モデル名はモッズの聖地、英国・ブライトンに由来する。流行に左右されず、「つくり込みすぎない」ことを美学とする白山眼鏡らしく、削ぎ落とされたデザインの中に静かな個性を宿すフォルムが印象的。アヴァンギャルドなジャケットに合わせても過剰にならず、上品さとエッジを併せ持つスタイルへと導いてくれる。

眼鏡を視力矯正の道具ではなく、ファッションとして提案した日本初のブランドEYEVAN。テンプルがヨロイに部分的に重なる特殊構造と、1980年代イタリア製メタルフレームをサンプリングしたシャープなFOXシェイプを融合。あえて彫金装飾を排したミニマルな佇まいは、クラシックを参照しつつも誇張に頼らず、現代のEYEVANが提示する“ニューヴィンテージ”の解釈を体現。肌なじみの良いカラーリングで上品なコートスタイルに色気を添える。

十五夜の満月から少しかけた十三番目の月。その不完全な余白に美しさを見出す日本人の感性をNOCHINO OPTICALは映し出してきた。シンプルなスーツにつけ襟のレイヤードと、遊びのあるヘアで、その人ならではのスタイルが完成するように、このメガネもまた、かける人の個性が加わることで真価を発揮する。わずかに大ぶりなフレームはコーデに程よいアクセントを与え、上品な艶や調光レンズにブランドの繊細な美意識が宿る。

今年創業120年を迎えるMASUNAGA。創業者の増永五左衛門は福井でメガネ産業を築いた先駆者の一人だ。歴史に裏打ちされた確かな技術で、多彩なシェイプを追求し続けている。大ぶりなラウンドシェイプを軸に組むナードな雰囲気のレイヤードスタイルは、細部に宿るエレガンスがあるからこそ野暮ったくならない。極限まで無駄を削ぎ落とした細いフレームが上品な輝きを放ち、装いに洗練された印象を与えてくれる。
| Photo Naoto Kobayashi Styling Akira Maruyama Hair Yusuke Morioka | Model Nazar Sylva Rentaro Dominik K | Edit Katsuya Kondo Haruka Aoki Ayuko Hashimoto |












