Fashion Brand’s Home Goods

ファッションブランドが作る 心地のいいホームグッズ

Comfort & Chicの本質は
ホームグッズにある

心地の良い日々を過ごしたいという飾らないライフスタイルをはじめとした現代のムードが反映されているいまのファッションシーン。そしてその価値観は洋服だけでなく、ファッションブランドが作り出すホームグッズにこそ反映されていると言える。自宅での時間がより重要になったライフスタイルのなかで、上質な素材や職人技によって作り出されるファッションブランドのホームグッズを生活に取り入れる。それは間違いなく心地の良い生活や、豊かな時間をもたらしてくれる。

HERMÈS
Vide Poches Tray
1日の始まりと終わりを
上質なオブジェとともに

Tray ¥159500 by HERMÈS (HERMÈS JAPON)

スマート化され世の中が便利になった現代でも、自宅やオフィス、車やバイクの鍵はかさばりがちだ。そんな時、今のムードにマッチした置き場所が欲しい。オンとオフ、1日の始まりと終わりに必ず目にするモノであるからこそ、上質なものを選びたい。メゾンを象徴するトレー、「ヴィド・ポッシュ」から底面にさりげなくモノグラムを配したモデルがラインナップ。丁寧に鞣された驚くほど柔らかな一枚革のレザーを、真鍮のボタンが引き締める。ミニマルなデザインだからこそ美しさが際立つ、日常に上質さをプラスする筆頭のオブジェ。

DIOR MAISON
Bookend
本と向き合う毎日を送りたくなる
オブジェ的ブックエンド

Bookend ¥73000 by DIOR MAISON (CHRISTIAN DIOR)

快適で上質な暮らしを送る上で、書籍や写真集などを通して先人たちの経験や知見を得ることは非常に重要。1日の中で腰を据えて本としっかりと向き合う時間は大切だ。知識の量に比例して、増えていく本をモダンな印象にまとめ上げてくれるのが、ディオール メゾンのブックエンド。空間を引き締める黒のカラーリングと物体としての重厚感、ブックエンドとしての機能を最優先としながらもさりげなく主張するデザインは、ピエール・ヨヴァノヴィッチによるもの。読む本と同じほどに、その本を収納する空間や方法には同様にこだわりたい。

LOEWE
Cactus Door Stopper
ドアの隙間にも
アートのユーモアを

Door Stopper ¥113300 by LOEWE (LOEWE JAPAN CLIENT SERVICE)

部屋の模様替えや掃除、空気の入れ替えなど、ドアを開けておきたいシーンは生活のなかに多くある。そんな時、ちょっとしたアート性を取り入れてみてはどうだろう。色とりどりの革紐を手編みであしらったロエベのドアストッパーは目にも楽しいデザインが魅力。花や自然物をモチーフに、ロエベの真髄であるクラフトをホームグッズに落とし込んだこのプロダクトは、まさしく生活の中でふと感じれる、用の美が宿るアイテムである。

Saint Laurent RIVE DROITE
Vinyl Coaster
音楽のムードを
日常に取り入れる

Coaster ¥8800 by Saint Laurent by Anthony Vaccarello (SAINT LAURENT CLIENT SERVICE)

ファッションと音楽は、切っても切れない関係性にあることはもはや周知の事実であるが、メゾンの中でもひときわその関係性が色濃く伺えるのはサンローランだろう。それは近年のショー音源をアーカイブしたヴァイナル盤をリリースしていることからも伺える。同ブランドのライフスタイルラインにはもちろん音楽をはじめとしたカルチャーのムードが漂っていて、それがひときわ表れているのがこのコースター。レコードさながらのディテールに、ラベルにはシグネチャーの柄があしらわれる。せっかくホームグッズを選ぶなら、確かなカルチャーが根付いているものを選びたい。

Seya.
Beach incense in Cactus
異国の手仕事と日本の香り
ゆったりと流れる時間を楽しむ

Incense Holder + Incense ¥16500 by Seya.

隙間から静かに煙が立ち上る様が美しいインセンスホルダーは、アルゼンチンのカタマルカで一点一点職人の手仕事によって作り出されている。カクタスウッドと呼ばれる乾燥したサボテンを主材料として作られているが、加工には非常に高い技術が求められ、現地でのみ生産が許されているそう。中のお香は淡路島で作られているオリジナルのもの。自然本来の優しい風合いは自宅での使用するシーンや場所を選ばないのも魅力だ。東と西が混ざり合う情緒に思いを馳せながら、日々の喧騒を忘れて煙のようにゆったりと流れるリラックスした時間を楽しみたい。

Palace Skateboards
Stainless Steel Ice Cubes
手間すらも楽しむ
快適な暮らしへの鍵

Stainless Steel Ice Cubes ¥7150 by Palace Skateboards

これからの季節、自宅で一息つく際には、アイスコーヒーやティーなど冷たいドリンクが欠かせなくなってくる。でも氷が溶けるとドリンクが薄まってしまう、そんな経験は誰しもがあるのではないだろうか。毎シーズン洒落の効いたアイテムをラインナップするパレス スケートボードからステンレス製のアイスキューブとトングのセットがリリースされた。これは冷凍庫で事前に冷やし、使用する事でドリンクが薄まらずに楽しめるというアイデア溢れるプロダクト。氷に比べ多少の手間がかかってしまうが、1日の中でその時間を割けるかどうかが、余裕のある快適で上質な暮らしへの鍵だと考える。

Bless
Cable jewelry Extension cord
アート的価値観を取り入れ
すっきりと快適な暮らしを

Extension cord ¥36300 by Bless (Diptrics)

私たちが日々用いる生活必需品の多くは、電気が必要なもの。あれにはあれ、これにはこれと専用のコードや充電器があることもしばしば。気がつけば家中の床にコードが伸びているなんて状況にもなりかねない。それでは快適な日常を送ることは困難だろう。ブレスの延長コードは、そんな現代人の悩みにアート的価値観を持って応えている。大ぶりのシルエットでインパクトはありつつ、ミニマルなデザインが洗練された印象で、まるでオブジェのように部屋の片隅で存在感を放つ。

STÜSSY
Wooden 8 Ball Board
都市と自然を繋ぎ
現代のライフスタイルにマッチする

Cutting Board ¥22000 by STÜSSY (Stüssy Harajuku)

自宅で過ごす時間が増えたことによって、キッチンに立ち料理をする機会が増えたという人も多いだろう。そんな時せっかくであれば身の回りのプロダクトにもこだわりたい。温もりのあるアカシア材で作られたステューシーのカッティングボードは、ブランドのシグネチャーともいえる『8ボール』を形どり、珍しくも目を惹くラウンド型のシェイプが特徴。持ち歩きを想定し、取手にもなる溝がデザインされ自宅での使用に限らず、キャンプやアウトドアのシーンにおいても食材を並べるトレーとして活用してくれる。都市と自然を繋ぐ、まさに現代人の暮らしにフィットするコンフォートな考え方が生み出したアイテム。

dunhill
Ball Table lighter
カルチャーを受け継ぐ
洗練されたテーブルライター

Ball Table lighter ¥223300 by dunhill

香りを楽しむお香やキャンドルなど、家で火を使う場面は意外とあるもの。そんな時、プラスチックのライターではどこか味気ない。ダンヒルには卓上のインテリアとしても楽しむことができるテーブルライターがある。かつて英国紳士の必需品として、世界に文字通り火をつけたローラガスライターの生みの親でもあるダンヒルは、そのカルチャーを現代に受け継ぎつつ今のホームシーンにマッチするプロダクトを作り続けている。球体のデザインがアイコニックでクラシックなテーブルライターは、メカニック部分のステンレスとブラックレジンのコントラストが美しい小さな美術品ともいえる逸品。ライターを球体部分から取り外し、外でも使用できる機能性も魅力的だ。

Supreme
Linea Zero Toucan Lamp
空間に華を添える
上質な違和感

Table Lamp ¥46200 by Supreme

ホームインテリアを考えるとき、ミニマルにまとめ上げても、整頓され過ぎていて少しつまらない。空間の中に良い意味でのノイズや違和感を取り入れる事が時には重要で、それが個性へとつながっていく。卓上ランプは特に、気軽に取り入れやすく、かつ部屋の印象を大きく変えてくれるだろう。シュプリームが今季コラボレーションをした、イタリアで国民的なデザインとなっているオオハシを模した程よい大きさのテーブルランプは、南国さながらの鮮やかな配色で部屋の中に上質な違和感をもたらしてくれる。クチバシ部分に配されたロゴがモダンな印象に引き上げている。

Noah
Bath mat by Enzo
背景を理解し使用したい
足元を彩るバスマット

Bath mat ¥33000 by Noah (NOAH CLUBHOUSE)

こだわりのホームグッズを選ぶという点において、後回しにしがちなのがバスルームだろう。毎日通る動線上のものにこそ、良いと思えるものを選ぶことができれば、毎日をよりコンフォートな気持ちで迎えられる。素足で感じる柔らかな質感が特徴のマットは、ブランドがこれまでに製作したプロダクトの廃材を活用してテキスタイルデザイナーのEnzo氏によって作られたもの。一点一点柄が違うのもそのためだ。エコロジーの背景も理解すれば、心も豊かになれる。そんな上質な暮らしを支えるプロダクトだ。

Photo Kiyotaka HamamuraEdit Shohei Kawamura Rikako Goto Katsuya Kondo Jo Kasahara

Related Articles