Editor's Eye toogood Shirt, Scarf
美しいデザインに潜む toogoodのフィロソフィー
ファッションアイテムや、カルチャーに関連したプロダクトなど、Silverのエディターが今気になるモノを紹介する連載企画「Editor’s Eye」。
美しいデザインに潜む
作り手のフィロソフィー
作り手のフィロソフィー
トゥーグッドはこれまでも好きなブランドで、アートや建築といった文化に傾倒しながら自分たちならではの表現をしていることから、共感できる部分がとても多かった。シーズン毎に全く新しいデザインという訳ではなく、ある職業を想定したユニフォームを製作するという考えで服作りをしており、このドローツマンシャツという定番のモデルも建築家が製図を描く際に着ることをイメージしている。ブランド立ち上げ当初から形は変わらずシーズン毎に生地や色を変えて製作しており、1シーズンで終わるような流行的な服は作らないというトゥーグッドが持つ服作りの意思が、このシャツからも存分に伝わってくる。今回のギンガムチェック柄は、画家サイ・トゥオンブリーが過ごしたローマの自宅の床からインスピレーションを受けていることがトゥーグッドのインスタグラムでの投稿からもわかり、そういったマニアックな視点が自分の感性にも響いた。写真のようにシャツとスカーフを合わせて着用し、バージンウールの柔らかな風合いを存分に楽しんでいる。
◯toogood
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Text Takayasu Yamada |