Bags and Shoes Vol.1

ともに旅に出たくなる相棒たち

お気に入りのバッグやシューズを身につけていると、いつもの道より少し遠回りをしたくなったり、意味もなく遠出したくなる気持ちになるのはなぜだろうか。それと同じように、自分だけの審美眼やストーリーを持った本当に良いものを持っていく旅は、自身への新たな経験やまだ見ぬ景色を見せてくれることだろう。旅の質や心地よさは、持っていくものによって決まる。ここではそんな、ともに旅に出たくなるバッグとシューズを紹介する。

旅先までの大容量バッグ
LEMAIRE

Bag ¥316000 by LEMAIRE (EDSTRÖM OFFICE)
心の余裕と比例する
ラグジュアリーなサイズ感

都会の喧騒を離れた静かな土地で長いバケーションをゆったりと過ごすなら、妥協せずに荷物を詰め込むための容量に余裕のあるバッグが必要だ。インドで一つずつ手編みされたルメールのシェブロン トートバッグは、3サイズで展開されていて、最も大きいものは上半身をすっぽり覆うほどのサイズ感。上品さを追及したラグジュアリーなレザーの輝きが、特別な旅を演出してくれる。

nonnative

Bag ¥30580 by nonnative (the nonnative shop)
旅の行動範囲を広げる
タフで気軽なショルダー

空港や駅など旅の道中でのふと一息つきたくなるようなシーンでは、荷物を詰め込んだバッグを肩から下ろして少しでも身軽でいたい。そんな時、汚れを気にせずどんな場所でも気軽に置けて、タフな使用にも耐えうる素材で作られているバッグがあったら、旅の行き先や行動範囲はもっと広がるのではないだろうか。ノンネイティブのボストンバッグはまさにそんなアイテムで、コーデュラナイロンの生地が耐久力と、防水性も兼ね備える。手持ちと肩がけが両方できる仕様も旅先では嬉しい。

LOEWE

Bag ¥465300 by LOEWE (LOEWE JAPAN CLIENT SERVICE)
モダンなクラフツマンシップに
南国のムードを融合

フラットに折りたためる幾何学的なデザインはそのままに、リゾートムード溢れるラフィアヤシで形作られたロエベ パウラズ イビザコレクションのパズルトートは、文化に触れる南国旅への期待を詰め込みたくなるバッグだ。日本の工芸から多大な影響を受けたジョナサン・アンダーソンらしいオーセンティックな色使いが、マダガスカルの職人の手によって織られた素材の涼やかさとマッチして、品格のある大人の旅をエレガントに彩る。

LES SIX

Bag ¥165000 by LES SIX (MATT.)
上質なレザーバッグと共に
特別な体験に出会う旅

本号で紹介してきた沖縄の歴史や文化。過去の出来事から生まれた独自の文化や価値観は我々に新しい気付きを与えてくれる。LES SIXからリリースされたこのバッグには、デザイナー川西の争いに対する特別な思いが文字で刻み込まれている。争いを体験していない我々にとって、考えるキッカケをくれるこのプロダクトは旅先での未知の出会いと経験へ私たちを誘ってくれる。

TEMBEA

Bag ¥23,100 by TEMBEA
個性のあるトートと共に
スタイルのある旅に出る

スワヒリ語で「放浪」を意味するバッグブランド、テンベア。同ブランドを代表するプロダクト、マーケット トート ミディアムはブランドの名前からも連想出来るように、優雅に時間を使える旅行にこそ持って行きたいプロダクト。日々の喧騒から離れ、その場所でしか味わえない空気感と共に、このバッグで「放浪」するのもスタイルのある旅と言えるのではないだろうか。

COMME des GARÇONS HOMME DEUX

Bag ¥62700 by COMME des GARÇONS HOMME DEUX (COMME des GARÇONS)
特別な時間を詰め込むシックで機能的な相棒

アクティブを楽しむ旅、優雅な時を過ごす旅。様々な旅があるけれど、その全てに対応してくれるのがこのバッグ。機能的なポケットの配置とシンプルでシックなデザインはそれぞれの旅のスタイルに馴染んでくれる。そこでしか出会えない経験や景色。それらに必要なのは飾ることのない一つのリュック。旅は沢山の経験があるからこそ、全てを詰め込んで持ち帰りたい。

Photo Takafumi Uchiyama (Location) Toru Oshima (Studio)Edit Shohei Kawamura Rikako Goto Aya Sato Jo Kasahara

Related Articles