visvim Shirt
銀座店オープンを記念する 職人技の詰まった特別なシャツ
ファッションアイテムや、カルチャーに関連したプロダクトなど、Silverのエディターが今気になるモノを紹介する連載企画「Editor’s Eye」。
ロサンゼルスは建築や空間の使い方が日本とは全然違うなと改めて感じた。フランク・ロイド・ライトが100年前に建てたホリホック ハウスを現代アートの展示場所として活かしていたり、ボーディやザ・ロウの店も世界観があり素敵だった。そんなロサンゼルスで最古の商業ビルとして有名なブラッドベリー・ビルは1893年建設の アメリカ合衆国国定歴史建造物であり、映画『ブレード・ランナー』のロケ地としても有名。その歴史的な場所に店を構えているのがビズビムだ。店舗ごとに個性豊かな空間づくりをしていることもビズビムの魅力の一つだが、海を超えたロサンゼルスでも 日本を代表するこのブランドは存在感を放っている。そして次なる店舗が銀座にオープンを控えているようだ。場所は1931年に建てられた希少な近代建築の跡地。どのような空間になるのかが楽しみで待ち遠しいが、記念して着物などに使われるヴィンテージの絹布生地を絞り染めしてパッチワークし、中に真綿を詰めたシャツを発売するらしい。職人技が詰まったこのアイテムは、歴史ある建築に構える銀座店にきっと映えることだろう。
Photo Taijun Hiramoto | Text Yutaro Okamoto |