TOKYO KODO Incense
暖かさを感じさせる 昔の記憶を覗く時間
ファッションアイテムや、カルチャーに関連したプロダクトなど、Silverのエディターが今気になるモノを紹介する連載企画「Editor’s Eye」。

Incense ¥7260 by TOKYO KODO
近年、様々なブランドがホームフレグランスを出している。⾹りの種類はもちろん、スプレーやディフューザーなどバラエティ豊かな⽅法で私たちを安らぎの時間へと導く。私はその中でも、やはりお⾹が好きなのだと、このプロダクトと出会って再認識することができた。それが、“⾹りをデザインする”ことをコンセプトとしている、東京⾹堂のお⾹である。⽇本の伝統的なお⾹づくりの技術と、フランスの調⾹技術を融合させて 2014年に誕⽣したこのブランド。⾹りを⾒えないアートの⼀つと捉え、独⾃の感性で作られた「森のささやき」と呼ばれるこのお⾹は、フルーティで新鮮な⾹りから始まり、ミドルノートで感じる懐かしい⾹りが、私の⼤好きな祖⽗の家を想起させた。⾹りと記憶は密接であるが、⾹りから記憶以上に暖かさを感じたのは、このお⾹が始めてだった。徐々に消えていく灯⽕は落ち着く時間を演出し、特別な 15分をもたらしてくれる。⽇々忙しなく⽣きる私たちだが、休⽇の夜ぐらいは、何も考えず昔の記憶を覗く時間があっても良い。
| Photo Taijun Hiramoto | Text Jo Kasahara |












