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まるで森林を閉じ込めたような 新たな草木の佇まい
「日本の里山に眠る、名も知れぬあらゆる木々や野草にほんの少し手を加えることで、美味しく、身体が喜ぶ体験を届けたい」。日本草木研究所主催の木本さんの紡ぐ言葉に惹かれ、辿り着いた「フォレストジン」を紹介したい。日本の里山の野生の木を100%使って作られたというこの1本は、様々な草木の芳醇な香りが楽しめ、味には確かな森の深みを感じる。「木で酔う」という言葉がぴたりとハマるなんとも不思議な飲み心地。洗練されたボトルデザインも好みだ。そして、もう一品の「フォレストシロップ」は、国産の野生香木を蒸留・加工した新感覚飲料。鼻をスッと抜ける爽やかな薫りは一瞬にして大自然に身を置いたような感覚に。いわゆるシロップの甘さは無く、少しスパイシーで爽快な味わい。国土の7割が山であるにも関わらず、木材自給率は41.1%という日本の現状を憂い、日本の林業の活性化、植物たちの新たな価値や活用法の模索、里山に眠る野草たちが当たり前に食に関わる日常の実現を目指すために作られたという本作。世界に誇る日本の里山を味覚と嗅覚で楽しみ、贅沢にゆったりと自分時間を満喫したい。
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