G-SHOCK GCW-B5000UN-1JR
シーンのアイコンは カーボンとともに次世代へ
ファッションアイテムや、カルチャーに関連したプロダクトなど、Silverのエディターが今気になるモノを紹介する連載企画「Editor’s Eye」。
G-SHOCKに今季、フルカーボンのモデルが誕生した。圧倒的なタフネス、アイコニックなデザインによって、ストリートの定番としてシーンを牽引してきたG-SHOCK。樹脂製のオリジナルモデルは多くの人々に愛され、数本にわたって使い続けているという方も多いのではないだろうか。そんな大定番がついにカーボンで登場。自動車や航空機の機体などで用いられる、フォージドカーボンをベゼルとバンドに採用。自動車の世界では、あのランボルギーニがいち早く素材の魅力に気づき採用し、そこから広まったと言われている。高密度に圧縮された炭素繊維による強度自体のさらなる向上はもちろん、重さがわずか65gという圧倒的な軽量化にも成功。見る角度で表情が異なる独特の繊維模様を外装全体で楽しめる。そして最も特筆すべきは、カーボンの耐久性によって、樹脂の場合避けられなかった経年劣化に対しても心配する必要がなくなった点だろう。脈々と受け継がれてきたシーンの伝統的存在は、正真正銘残るものとして、新しい世代のヴィンテージとなるのだ。
Photo Toru Oshima | Text Shohei Kawamura |