Geoffrey Bawa Lounge Chair
見て美しく、座って心地よい トロピカルな名作が復刻
ファッションアイテムや、カルチャーに関連したプロダクトなど、Silverのエディターが今気になるモノを紹介する連載企画「Editor’s Eye」。

Lounge Chair ¥473000 by Phantom Hands (51%)
スリランカを代表する建築家、ジェフリー・バワ。ホテルやリゾート、公共施設、邸宅など数々の建築を手がけてきた彼だが、その空間のために、いくつもの名作家具も生み出してきた。あくまで建築と一体となるようにデザインされた家具ゆえ、量産されたものではない。そんなバワの家具を、ジェフリー・バワ・トラストと、チャンディーガルの家具の復刻でも知られるインドの職人集団「ファントムハンズ」が手を組み、長い時を経て現代に蘇らせた。椅子やテーブル、照明など、さまざまなデザインが復刻された中でも、象徴的な一脚がこの「ベントタ・ラウンジチェア」だ。1967年にベントタ・ビーチ・ホテルのためにデザインされたこの椅子は、植民地時代からスリランカで親しまれてきたヴェランダ・アームチェアを着想源に生まれたもの。開放的な佇まいの椅子は、バワの建築とともに、スリランカのモダンデザインを象徴する存在のひとつとなっていった。家具といえば、日本ではフレンチや北欧のデザインが人気だが、高温多湿な日本の夏には、こうした南アジア生まれのデザインこそ生活に馴染むのでは、と思う。
| Photo Taijun Hiramoto | Text Takayasu Yamada |











