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Jesse Jo Stark (CHROME HEARTS)
Released NEO-TORCH SONG
TANGERINE

Jesse Jo Stark (CHROME HEARTS)
Released NEO-TORCH SONG
TANGERINE

みんなの創造性と愛に感銘された新曲
クロムハーツが生んだ
期待のシンガーソングライター

 
アメリカ カリフォルニア州ハリウッドに本拠地をもち、自らが身につけるレザ―のライディングウエアを自分たちの手で製作した事からモノ作りが始まったクロムハーツ。創業者にして同ブランドの象徴でもあるリチャード・スターク、ローリー・リン・スタークは、ジャンルに縛られない様々なアイテムを生み出し続けてきた。その自由で強い好奇心を脈々と受け継いでいるのが、彼らの長女であるジェシー・ジョー・スターク。現在はクロムハーツのデザイン等にも携わり、女性的な感性を備えた個性的で斬新なアイテムを生み出している。彼女はミュージシャンしての顔も持ち合わせている。シェールやガンズ・アンド・ローゼズ、エアロスミスをはじめとした伝説的ミュージシャンから愛されてきたクロムハーツファミリーの血を引く者としての宿命でもあるのかもしれない。彼女のファーストEPは、セックス・ピストルズのギタリストであるスティーヴ・ジョーンズがプロデュースをしているほど。その輝かしいバックグラウンドからも、シンガーソングライターとしてジェシーがどれほど期待されているかが伺える。そんな彼女が今年の夏に発表したシングルとなる『Tangerine』は、混乱が続く2020年の沈んだムードに差し込む一線の光のような柔らかく温かい曲となっている。この楽曲に関して、ジェシーは次のように想いを語った。「Tangerineは『変化』を表現しています。異なるムード、特徴や複雑なレイヤーから成っています。この曲は、コロナウイルスにより世界で混乱が始まる前、最後にレコーディングしました。今の世界を冷静に見つめ、3月にこの曲をスタジオで収録した日々を思い出しながら、幻想的な12ピースのストリング部分を入れたんです。ものごとの絶頂が生み出した『子ども』のような曲で、平和が最も必要だと思う人たちに届くことを願っています。ミュージシャンとして活動するためには、常に正直であり、心をオープンにする責任があると思います。それはとても怖いことですが、ソングライターとして人を精神的に必要なところに導かないといけないと思っています」。
 

この曲を通して
ファンのみんなと繋がりたい

 
ジェシーはこの秋にも新たなシングル曲をリリースした。4月に発表したカントリー歌手のジョン・ブラインのカバー曲『Angel from Montgomery』や、『Die Young』といったこれらの曲は、すでに様々なメディアでも取り上げられるほどの反響を生んでいる。その中でも『Tangerine』は、彼女のファンが作った動画と並行してリリースされた。ファンというフィルターを通してビジュアル化されたこの曲は、この時代において改めて人との繋がりの重要さを教えてくれる。「この新たな生活様式になって一番恋しく感じるのが、ライブショーと毎晩みんなと集まれていたことです。だから、『Tangerine』のリリースに合わせて友達やファンのみんなとミュージックビデオに関われてらいいと思ったんです。世界のどこにいても心は一つ、みんなで一緒にパーティーをしているような感覚でした。彼らから寄せられた動画を家で見ていると涙を浮かべたり、大きな笑みでいっぱいになったりしました。この曲に対するファンたちの創造性と愛に圧倒されました。誰もがこの曲の一部を切り取り、自分のものに変えることができる。そのことにすごくドキドキしましたし、とても美しいアートでもあると思います。私が生まれるずっと前から、音楽は心の鎮痛剤のような役割を果たしてきました。音楽は言葉も地理も超えたコミュニケーションのツールです。だから曲を通して絆を強くし、人と人をより近くに導いてくれることを願っています」。昨年2019年には、クロムハーツトーキョーのオープン20周年記念を祝してファミリー総出で来日し、盛大なパーティーが行われた。会場ではジェシー自らマイクを取り、その歌声で来場者を魅了していた。その後世界はコロナウイルスに見舞われ、そのようなイベントを次はいつできるかすらわからない世の中となってしまった。しかしそのような状況を逆手に取り、ファンとの繋がりの強さを証明したジェシーの『Tangerine』という曲とそのミュージックビデオ。この曲を早くライブで聴くことができる日が来ることを願うばかりである。
 
 
ジェシー・ジョー・スターク
クロムハーツの創業者であるリチャード・スターク、ローリー・リン・スタークの長女。彼女もまた同ブランドのデザイナーとして、フェミニンな感性とパンキッシュな雰囲気を備えたアイテムを多数発表している。ミュージシャンとしても積極的に活動し、ロックンロール、カントリー、パンクなどを自身のフィルターに通した楽曲と、魅力的なボーカルとパフォーマンスで彼女独自の世界観に引き込まれる。数多くのメディアからも期待される実力派のシンガーソングライターである。
 
 
 

Text Yutaro Okamoto

 

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