Loading...
  • EN
  • JP

Genta Ishizuka won the grand prize LOEWE FOUDATION CRAFT PRIZE 2019

Genta Ishizuka won the grand prize LOEWE FOUDATION CRAFT PRIZE 2019

2019年の大賞受賞者は石塚源太
『Surface Tactility #11』by Genta Ishizuka(Japan)
漆、スチレンフォーム玉、2-wayトリコット、リネン生地
670 × 660 × 840 mm

 

過去と現在をつないで魅せた
日本生まれのクラフトマンシップ

 

2016年、クリエイティブ・ディレクター、ジョナサン・アンダーソンが発案し、ロエベ ファンデーション(財団)により立ち上げられた「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」。「今日の文化におけるクラフトの重要性、未来の新たなスタンダードを創出する革新的な才能やビジョン、および意思を有するアーティストを評価する」ことを目的にしたこのプロジェクトは、発売中のSilver No.4でも特集しているが、3度目となる2019年のファイナリスト29名の作品のお披露目と授賞式が去る6月25日、赤坂・草月会館で開催された。

 

世界各地から招聘されたアート・工芸のスペシャリストである審査員9名により、世界100カ国以上から2500を超える応募作品の中から大賞に選出されたのは、京都生まれの漆塗りのエキスパート、石塚源太の作品。

“スーパーマーケットで売られていたメッシュの袋に入ったオレンジ”という日常的なモチーフを、日本の伝統的な漆塗りの技術によって、非日常的でモダンな姿に生まれ変わらせた本作品。乾燥技法と天然漆を基本としながら、何層にも塗り重ねられた漆が“艶”という魅力を放つ。日常と非日常、現代と過去、透明感と深みというストーリーある二面性も魅力だ。

左からプレゼンター鈴木京香、石塚源太、ジョナサン・アンダーソン

石塚源太を囲むジョナサン・アンダーソンと深澤直人ら世界各国から選ばれた審査員たち

 

大賞受賞者として、自身の名がプレゼンター、女優の鈴木京香から発表された時は、ただただ驚き、呆然としていた石塚だが、「クラフトがオープンであり、自由であることを証明した」とジョナサン・アンダーソンをうならせたその作品は、間違いなく輝いていた。賞金50000ユーロとシルバーのトロフィー、そして何より栄えある名誉を手にした彼が見せてくれるであろうこれからの活躍に心から期待したい。

また、特別賞には有機物を使用し、自然とともに進化させる日本人アーティスト、高樋一人とガラスとコンクリートをMIXさせたアートを作り出したイギリスのハリー・モーガンの2名の作品が選ばれた。


『KADO (Angle) 』by Kazuhito Takadoi
サンザシの小枝、ろうを施したリネンのより糸、290 x 1370 x 860 mm


『’Untitled’ from Dichotomy Series』 by Harry Morgan(England)
ガラス、コンクリート、250 x 300 x 950 mm

 

手作業で編み上げたレザーバッグに象徴されるように、クラフト(工芸)をブランドの神髄と捉え、プロダクトを展開するロエベが、クラフトそのものの価値を高め、世界に広めるために開催するこの「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」。紙、金属、陶器、木工、ガラス…様々な素材から生み出された29名のファイナリストの作品は7月22日まで、赤坂・草月会館で展示されている。世界最高峰のアーティストたちのクラフトマンシップをぜひ目にしてほしい。

 

 

ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019

 

会期:2019年6月26日(水)~7月22日(月)
時間:10:00~19:00(金曜のみ20時まで)

会場:草月会館
住所:東京都港区赤坂7-2-21
入場料:無料
休:無
主宰:ロエベ ファンデーション
問:ロエベ ジャパン カスタマーサービス 03-6215-6116
WEB:loewecraftprize.com/jp

 

※毎週土曜14:00~川上典李子さんをモデレーターにスペシャル・ゲストをお招きしたトークセッションを開催予定。 ご希望者は時間前にご来場ください(人数多数の場合は先着)。

# , #

Related article