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WHITEHOUSE COX

WHITEHOUSE COX

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Keycase ¥18360 Long Wallet ¥45360 Wallet¥36720 Zip Wallet ¥52920 by WHITEHOUSE COX (Beauty&Youth Shibuya Koen dori)
時間とともに滲み出る、英国のクラフツマンシップ

最も古いこの重機は90年間に渡って稼働し続けている。時代を超えてきたオーラを感じる象徴的な重機だ

 

歴史、信頼、誠実、そんな言葉をそのままに体現するレザーメーカー、ホワイトハウスコックス。1875年より常に品質にこだわり続け、HAND MADE IN ENGLANDを守り続けるメーカーは英国の中でも稀有な存在である。そんな英国のジェントルマンシップとクラフツマンシップの象徴であるこのメーカーの芯を感じるべく工場に足を運んだ。

この現代において伝統を守ることは強い個性になる。ホワイトハウスコックスの皮を加工する工程において驚きなのは、あえて機械までもが伝統的なものを使っていることだ。写真上の皮の表面加工を行う重機はおよそ90年前から使われているそうだ。90年前から変わらない機械を使い、必ず人間の手の入る仕事をする。社長のスティーブン・コックスはこう話す。「なるべく伝統的な機械を使いたいのです。古くてクオリティの高い重機最も古いこの重機は90年間に渡って稼働し続けている。時代を超えてきたオーラを感じる象徴的な重機だを使うことは我々のオリジナリティであり原点でもあります。古い機械には必ず人の手がかかります。そこには熟練の経験値が必要になります。皮は生きているので、人の経験からくる絶妙な調整などがとても大切なんです。古い重機だからこそできることです」。

人の手の入るということで言えば、まずは製品に使用される皮の選別から始まる。これは10年以上も皮を見続けてきた熟年のスタッフが自らの目でクオリティを確認。製品になってからも必ずクオリティを達成できる皮のみを選別する。スペインから上質の皮のみを仕入れるが、この選別の過程で15%も弾かれてしまうそうだ。

縫製前の皮の加工段階でも、長く時間をかけられるのも特徴だ。プレス後にオイル加工を行いグリースを塗り込み3週間干す。グリースをスプレーで表面だけに塗って、この時間を短縮しているメーカーもあるが、それでは長く使うことができないという。しっかりと人の手で塗り込んで、3週間。黒などの色の濃い色の場合は、この工程を2回行うそうだ。乾かすのに実に6週間かける。この時間のかけ方一つにも、10年使えることを信条とするこのメーカーのプライドがある。

皮の加工の後は、本社工場でカッティング、縫製の作業へと移る。ここでも再度皮の品質検査を行い、クオリティの高いものだけに絞り込む。カッティングにも昔ながらの機械を使い、すべて人の手を介しながら作られていく。縫製パートには女性が75人ほどが従事しており、中には45年も勤続している熟練中の熟練も。ALL HANDMADEのクオリティを守るために長い時間をかけて受け継がれてきた伝統の継承がここにはある。カッテイングは男性が中心に行い、縫製は女性中心というのは長い歴史の中でできてきた役割分担だそうだ。

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