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Tsuyoshi Noguchi
Once in a Lifetime T-shirts 出会った瞬間しか手にできない 一期一会のTシャツ

その瞬間にしか出会えないものに価値がある。それはTシャツでも同じこと。写真に魅せられ、世界中のフォトグラファーのプリントを数多く所有しているスタイリスト野口強は、同様にフォトTシャツのコレクターとしてもよく知られている。数量限定でリリースされたコラボものから、有名ミュージシャンのもの、個展で手刷りで刷られた1点ものまで。出会った瞬間を逃せば、一生手に入らないかもしれない。その価値は時間とともにどんどん上がっていく。まさに“一期一会”。そんなTシャツについて、貴重な品の数々とともに大切な思いを語ってもらった。

Tsuyoshi Noguchi
Once in a Lifetime T-shirts 出会った瞬間しか手にできない 一期一会のTシャツ

その瞬間にしか出会えないものに価値がある。それはTシャツでも同じこと。写真に魅せられ、世界中のフォトグラファーのプリントを数多く所有しているスタイリスト野口強は、同様にフォトTシャツのコレクターとしてもよく知られている。数量限定でリリースされたコラボものから、有名ミュージシャンのもの、個展で手刷りで刷られた1点ものまで。出会った瞬間を逃せば、一生手に入らないかもしれない。その価値は時間とともにどんどん上がっていく。まさに“一期一会”。そんなTシャツについて、貴重な品の数々とともに大切な思いを語ってもらった。

Nobuyoshi Araki
ヴァージル・アブローがキュレーションを手がけ、昨年LAの「Little Big Man Gallery」からスタートした「Coming of Age」。世界20名の写真家の作品とともに各都市を巡回したこの写真展で購入したと いう1枚は、荒木経惟の作品がプリントされたもの。会場で印刷、販売されていた本作。その出会いはまさに一期一会。

Kyoko Koizumi
小泉今日子を中心としたコイズミックスプロダクションのフォトTシャツ。藤原ヒロシもプロデューサーとして参加しており、左のTシャツは彼が手がけるAFFAからリリースされていた。中央の1枚、写真はピーター・グラヴェルの手によるもの。カルチャーとアイドルがリンクしていた90年代初頭の空気感がたまらない。

 
 
手軽にプリントでき、わかりやすくメッセージも込められ、アートとしても表現できる。この自由な感覚もフォトTシャツの良いところ。ここでピックアップするTシャツにはそんな魅力にあふれている。左上はヴァージル・アブローがキュレーションを手がけ、世界の写真家20名が参加した写真展「COMING OF AGE」で購入したもの。「荒木(経惟)さんの写真を会場でプリントゴッコで刷ってるんです。ライブですね。そういうラフな感じが80年代っぽくていいなって思いました」。さらに目を惹くのが右ページの小泉今日子のTシャツ。「藤原ヒロシ氏が作っていたりするんですよね。今では考えられないけど、80年代から90年代前半って彼女みたいなアイコンとクリエイターが繋がっていたんです。時代ですね」。いずれも今では手に入れることが難しい貴重な品ばかり。時代や瞬間を切り取ったものが、時間とともに価値が上がっていく。そんな部分もフォトTシャツの面白いところだ。
 
 

気に入ったTシャツは絶対に着る

紹介してきたように、多数のTシャツを買い集めている野口だが、彼にはコレクターとは違う絶対的なルールを持っている。それは“気に入ったTシャツを絶対に着る”ということ。なるほど、彼のTシャツはすべてが使用感があって、首回りがルーズになったりしている。「あくまでTシャツなので、後生大事に取っておくものでもないと思うんです。すごい着るからヨレヨレにもなります。でもだからこそ気に入っているものは、何十万かかろうがクリーニングに出して綺麗にするようにしています」。数千円のTシャツをしっかり本来の用途として着た上で、高い金額を払ってでも良い状態を保つ。その行動こそが野口のTシャツとのかけがえのない出会いの価値。他には変えられない愛情の証がそこにはあった。
 
 
 

野口強
80年代よりファッション誌、広告、ミュージシャンまで幅広く活動し、様々なムーブメントを起こしてきたスタイリスト。アメリカンカルチャーに影響を受けた不良性あるスタイリングが特徴。写真とTシャツをこよなく愛す。

 
 
 

Photo Taijun Hiramoto Interview & Text Takuya Chiba Satoru Komura

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