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SILVER ICON’S STYLE Jiro Shirasu, James Dean - WHITE T-SHIRT & JEANS

SILVER ICON’S STYLE Jiro Shirasu, James Dean - WHITE T-SHIRT & JEANS

いつも同じ格好をしている人。会うたびに違う服を着ている人。ファッションスタイルは千差万別だが、どこかに自分らしいトレードマークになるようなアイテムやルールを持つこと。身につける意味を持って着る。それによって、スタイルは格段に奥深さを持つことだろう。

ここでは、昨今のファッションスタイルに影響を与え続ける人物たちが愛したアイテムの話をする。自分の名刺替わりとなるアイテムを持つ重要さを彼らから学びたい。

 


 

同じデニムスタイルと言っても、こちらは2人の男が世界に提示して見せた反骨のデニム&無地白Tシャツスタイル。Tシャツが単なるアンダーウェアからトップスとして認知されるようになった契機は映画『理由なき反抗』におけるジェームス・ディーンのデニムと無地白Tシャツの衣装だった、というのは周知の事実。スクリーンにおいては既成の堅い価値観に反抗するワーキングクラスの若者が反抗する姿が映し出され、その中で鮮烈だったのが前述のスタイルだ。
それまでの価値観で言うと下着姿で外を彷徨くのだから、現在で例えるならトランクス1枚で真昼間の街中を当たり前の顔をして歩いているようなものであろうか。大人たちは眉をひそめたことであろう。若者ならではの自由さとセクシーさゆえに成立してしまうスタイルがファッションの可能性を大きく広げ、無地Tシャツはトップスとして当たり前の存在となった。

 

白洲次郎は“日本で初めてジーンズを履いた男”と言われている伊達男。時代が戦後も間もない頃のGHQ統治下にあって、吉田茂の側近として日本のために活躍した白洲次郎は、まだアメリカのファッションが浸透する以前、そもそも日本に物資がない時代に、さらりと無地白Tシャツとデニムを着こなしたが、それを実現できたこと自体が普通じゃない。意識しなくては無地Tシャツとデニムだけを着ることは叶わない。そんな時代において構築された男のプライド高きスタイルではないか。

1947 501® JEANS RIGID 74719 ¥32400 by Levi’s® Vintage Clothing (LEVI STRAUSS JAPAN K.K.) Hanes Cut “3-pack” ¥6480 by Supreme (Supreme)

 

白洲 次郎
(1902年2月17日 – 1985年11月28日(83歳没))は日本の実業家であり官僚。”20世紀の日本人でもっともカッコいい男”とも称され、政治面はもとよりファッション面でも現代日本へ大きく貢献した。

 

ジェームズ・ディーン
(1931年2月8日 – 1955年9月30日(24 歳没))はアメリカの俳優。50年代、若者のカリスマであり、ファッションアイコンとして絶大な影響力があった。

 

 

Photo Taijun Hiramoto
Styling Shuhei Yoshida
Illustration Éi Kaneko
 Text Ryo Tajima

 

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