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LIVE with GOOD DESIGN BRAND BYREDO

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Special Box Edition [not for sale] by BYREDO (EDSTRÖM OFFICE)

 

クラフトマンシップの光るこだわり抜かれたディテール

バイレードは様々なクリエイターやブランドとのコラボレーションによりパフュームだけでなく様々なプロダクトを作り上げて来た。中でもイギリスのフォトグラファー、クレイグ・マクディーンやフランスの気鋭アートディレクターデュオ、M/M PARISとのコラボレーションによってパリ・ファッションウィーク中に実現したコレクション、「Accelerated Culture」は大きな反響を呼んだ。「I Love Fast Cars」というドラッグ・レースの写真集を出版するなど大の車好きとして知られるクレイグ。もともと彼の大ファンであり親交もあったベンは写真集には使われなかったものの、美しい作品が数多く存在していたことに圧倒され、それらの写真を使ったプロジェクトを考案した。そして彼とのコラボレーションとして60~70年代の車の塗装からインスパイアされたハンドバッグなどを発売し、Tシャツや写真、ポスターなどが入ったBOXセットを限定100個でリリースした(写真上)。香りの世界だけでなく様々な形で自身のアイディアを表現し続ける彼のクリエイティブ活動からはこれからも目が離せそうにない。

 


 

Interview with Ben Gorham

出しいつも100年間売れ続けるプロダクトをつくろうと思っているんだ

「25歳頃まではバスケットボールばかりしていたよ。世界一のバスケットボール選手になりたかったんだ」。そう語るベン・ゴーラムの半生の情熱は「匂い」ではなく意外なものに注がれていた。彼の人生の転機となったのは調合師の巨匠ピエール・ウルフとジェローム・エピネットとの出会いであり、それが香水作りという彼の新たな才能が開花するきっかけとなった。独創的でアーティスティックな感性を落とし込んだ彼のプロダクトは斬新でありながらも洗練されている。

「年間で250日は旅行してるよ。自然というものが僕にとって最も重要なんだ。いろんなものを見て、いろんな人に会う。そして飛行機の中で“考える”ことをよくしている。それはとても幸運なことだと思っているよ。だからインスピレーションを得たいと思ったことは無いんだ。“トレンド”というものからは遠いところにいるかもしれないね。いつも100年間売れ続けるプロダクトをつくろうと思っているんだ。常に自分の興味だったり、近くにあるものに目を向けているよ。だから僕がインスピレーションを唯一受けないと思うものはトレンドかもしれないね」。

ゴーラムの経験や瞬間的な感覚を重んじる思考はスウェーデン、トロント、ニューヨークなど世界の様々な地で育った彼のルーツにあるのかもしれない。「もともとビューティーやパフュームの業界での経験が無かったので、それもユニークなものが作れる理由かもしれないね。ただ新しいものをつくりたいという野心があって、ユニークなものをつくることにフォーカスしているんだ」。彼のアイディアソースは至る場面から集められる。「大きなノートブックを常に持ち歩いていて、アイディアが思い浮かぶとそこに書き留めるんだ。カレンダーにマークを付けながら明日会社に行ってアイディアを考えなきゃ、なんて思うことは一度も無いよ。だってそれは僕の生活の一部であるのだから。そのアイディア が強くなれば、ノートから要点をまとめてすぐにプロジェクトを始めるよ」。

今年でブランド立ち上げから12年を迎えようとしているバイレードだが、ゴーラム自身どのようなブランドを目指して今後の発展を見据えているのだろうか。「もう既に理想のブランドを作り上げられていると思うんだ。たとえ2年や3年かかることがあっても良質なものを作るために僕たちはプロセスというものを大切にしている。品質と感情に素直になってプロダクトを作ってるよ。とても重要なことだし、それが今までブランドを続けてこられた理由でもあると思う。目指してきたのは意味のあるブランドであることで、僕たちはそのポジションに立てていると思うんだ。素晴らしいことに40以上の国にたくさんのフォロワーがいてくれるしね。今後はリテールストアを増やしたいと考えてるよ。香りや空間を通して物語を伝える場所をもっと作りたいんだ」。

ベン・ゴーラム
2006年にストックホルムで誕生したパフュームブランド、バイレードの創設者。上質で洗練されたクオリティと他に類を見ない独創的な香りで世界中から幅広い人気を集める。ファッションやアートとの結びつきも深い。

 

EDSTRÖM OFFICE 03-6427-5901

 

 

Photo Toru Oshima     Interview & Text Mayu Kakihata

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