Loading...

Interview with
Nicholas Daley
about Fashion needs Music

Interview with
Nicholas Daley
about Fashion needs Music


 

音楽は人生のアティテュード。

 

「正直なところ、ほとんどの時間をスタジオで過ごしている。ファッション業界は、全てが早いからね。コレクションが終わったらもう次のコレクションに手を付けなければいけない。だからブランドに協力してもらってるミュージシャンの友達と遊ぶ時は、僕のスタジオに遊びに来てくれるか、彼らのパフォーマンスを見に行くくらいかな。サウスロンドンにある、ペッカムという街は若手アーティストのギグが多くて面白いし、イーストロンドンにあるCafe OTO、Village Undergroundとかには時間を見つけてよく通ってるよ。いろんなライブを見に行くことでシルエットや素材感などのインスピレーションにもなるからね。最近はミュージシャンに頼まれて彼ら専用の洋服を作ることも増えてきたしね」。音楽好きが高じて、彼のコミュニティーはどんどん広がっていく。インタビューの日も夜はライブに行くと言っていた。そんな毎日からインスピレーションや知識を吸収し、ブランドに落とし込んでいるのだろう。

 

最後に、ファッションと音楽の関係性をあなたの切り口で答えてくれないか、という質問を学術的な彼に投げかけた。「言葉にするのは難しいけれど、音楽とファッションは長い歴史があって、Silverマガジンの1号目でドン・レッツが話していたように、イギリスの音楽とファッションは結びついている。音楽とファッションは決して離せないものなんだ。ドン・レッツだって、ミュージシャンになる前は、ヴィヴィアン・ウエストッドのお店の並びにある、Acme Attractionっていうパンクのヴィンテージストアで働いていたし。マイケル・ジャクソンもデヴィット・ボウイもミュージシャンだ。でも彼らにはスタイルがある、そしてそのスタイルがファッションになっている。今でも彼らをリファレンスに洋服を作っている人たちがいるだろう? だからファッションと音楽は、“Interconnected”(相互接続)なんだ。

 

僕はファッションデザイナーでファッションの学校も卒業した。だから少し変に聞こえるだろうけど、僕はカルチャーや音楽の中に強い“ファッション”を感じる。スタイルといったほうが適切かもしれないけれど。僕のブランドは、単純にトレンドを追いかけるだけの洋服ではなくアティテュードのある物作りをしている。音楽は僕の人生のアティテュードの1つと言ったら良いのかな」。

 
ニコラス・デイリー
2013年セントラル・セント・マーチンを卒業。卒業コレクションがBEAMSに認められ2015年より自身の名前を冠にしたブランドをスタート。現在はNEWGENのサポートのもと、ロンドンファッションウィークでコレクションを発表している。
 

Photo Asuka Ito
Text Saori Yoshida

Related article