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Interview with Motofumi “POGGY” Kogi
about What is STREET? Creativity Hides on the Street

Interview with Motofumi “POGGY” Kogi
about What is STREET? Creativity Hides on the Street

フューチュラのサインが入ったハット。前ページの写真でもジャケットの裾から、フューチュラのグラフィックが施されたベースボールシャツがちらっと見える。

 
 

当時60歳くらいだったんですが
シュプリームのTシャツを着て

日本を代表する世界的に著名なファッション人となった小木に自身のストリートを象徴するモノやコトについて聞いてみた。「カーハートですかね。カーハートも90年代の時に着ていればストリートファッションだと思うんですけど、今自分はそれに憧れて着ているだけなのでストリートファッションオタクみたいな感じですが(笑)。あとは、みんなリスペクトしてると思うんですがフューチュラですね。ヒップホップやグラフィティっていう定義がない頃から自然に全てをやっていた人だと思うんです。本当の意味でのストリートのレジェンドですよね。あとラリー・クラークも大好きで、前に来日した時に一緒に東京を回ったりしていたんですが、結構怖い人だったんです笑。当時60歳くらいだったんですがシュプリームのTシャツを着て、杖をついてたんですよ。それがカッコ良すぎてびっくりしてしまって。これから日本にもこんなおじいちゃんが出てくるのかなって思ったりして。
あとファッション的にはマーク・ゴンザレスやトラッドベースのストリートアイコンが好きですね。マルコムマクラーレンも常にジョンピアースで仕立てたスーツを着てたりとか。でもなんかそれに変なものをミックスしたり。トラッドって、若い人が着ればそれはそれでかっこいいし、年をとればとるほど深みが増すスタイルというか」。
 
小木にとってのストリートはクリエイティブであること、そしてユーモアがあること。そして街や日常から生み出される社会の常識への疑い、あえてのアンチテーゼを大切にしている。
 
「ヒップホップの人たちが真夏にファーを着てクラブに行くとか(笑)。狂っている感じっていうか、ユーモアですよね。道ってどこにでもあって、誰もが歩いている中で、どれだけ面白いことを考えられるか、自分らしくいられるかっていう。昔って高級車ってちゃんとした格好じゃないと乗っちゃダメみたいな雰囲気でしたけど、それをTシャツで乗ってしまうとか。高級ホテルにフーディーで行くとか。そういうユーモアやアンチテーゼはストリートですよね。
 
渋谷のなるきよさんが昔、地元の古着屋で働いていた時にそこの古着屋のオーナーさんが手書きでフリーペーパーみたいなものを作っていたんです。それをコピーしたものをくれたことがあって、そこに今の僕を形成する大事なことが書かれているんです。モードとスタイルの違い。半年ごとの流行を楽しむのがモードだったりファッションで、何を着て何をするとか、何を着て何に乗るとか、何を着て何を食べる、とかそういうのを繰り返して、Tシャツを着てもスーツを着てもその人に見える滲み出るものがスタイル。女性はモードを身につけて男性はスタイルを身につけるべきだって書いてあるんですよ。結局スケートとかグラフィティとかってスタイルの追求なんですよね。スタイルを追求する道だと思うんです。だからストリートって自分だけの生き方、スタイルを追求することなのかなと思います。僕がもしお金をたくさん持ってロールスロイスのゴーストに乗るとするじゃないですか。そしたら僕、前がベッコリ凹んでるやつに乗りたいんですよ。初心者マークが貼ってあって、へこんでるけどカッコよく直してあるみたいな。そういう感じになりたいんですよ。ロールスロイスのエンブレムが空山基さんのセクシーロボットになってたりとか(笑)」。

 
 
 

Photo Tomoaki Shimoyama (portrait) Mikuto Murayama (still) Interview & Text Takuya Chiba

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