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Interview with
 Hender Scheme 
about LIFE with GOOD DESIGN

デザインされたプロダクト、というのを具体的に形にしているブランドを考えたときに、真っ先に思い浮かんだのがエンダースキーマだ。そのプロダクトを連想すると、レザー、手工業、職人、個性、そういったキーワードが脳裏に浮かぶ。2010年のブランドスタートから、現代では世界中で愛されるグッドデザインについて、デザイナー、柏崎亮氏のインタビューと共に掘り下げていきたい。

Interview with
 Hender Scheme 
about LIFE with GOOD DESIGN

デザインされたプロダクト、というのを具体的に形にしているブランドを考えたときに、真っ先に思い浮かんだのがエンダースキーマだ。そのプロダクトを連想すると、レザー、手工業、職人、個性、そういったキーワードが脳裏に浮かぶ。2010年のブランドスタートから、現代では世界中で愛されるグッドデザインについて、デザイナー、柏崎亮氏のインタビューと共に掘り下げていきたい。

 


 
 

Leather Accessories

table game set #01 ¥97200 kazaguruma ¥3780 clock ¥18360 pins (large) ¥2376, (medium) ¥1728, (small) ¥1296 by Hender Scheme (sukima Kappabashi)

shaker oval box (l) ¥38880, (m) ¥30240, (s) ¥23760 bowl ¥5400
home ¥7560 coin key holder ¥6480 by Hender Scheme (sukima Kappabashi)

 
 
 

Factory & Retail

 

生産者と共に決める スケジュールと生産数

台東区、浅草を中心とする街の中にエンダースキーマのアトリエはある。渋谷や原宿の喧騒とは程遠い空気が流れるスポット。平成最後の年にあって、いつまでもこの街は昭和のノスタルジーを残している。浅草、隅田川沿は革製品やカバンを生産してきた街だ。自ずと周辺にはその文化が残っており、工場があったり、職人がいたり、材料屋が残っている。「この場所で物作りをするのは自然なことですし、利便性があります。工場とも密にやり取りができるので、逆にここ以外の街でやる意味がないんですよ。僕らはあくまでもファッションブランドではなくて靴、小物といったプロダクトを作っているブランドなので。生産者側に寄り添って生活していた方が面白いです」。エンダースキーマのプロダクトは工芸と工業の中間である手工業で生産される。

 

「これを僕らは、自分たちで
「manufacture」と呼んでいて、そこの規模感で物をしっかり作っていくということを意識しています。そして、そこに関わっている人たちと意思の疎通がしながらも、ちゃんと購入可能な値段で生産し、無理のない、程よい数の人々に訴求できるサイズ感をキープできるよう考えています」。だからこそ生産者との関わり方が重要だ。エンダースキーマでは納期を、作り手と一緒に決めており、どんなスケジュール感であれば、クオリティを担保してデリバリーできるか、というところから生産をスタートさせている。また、エンダースキーマはアトリエに、現在、職人4人で構成される生産チームがいる。「アトリエでも物が作れるのは強みですね。単に絵を描いて、というデザインではなくて、しっかり形にしたうえで作っていくというやり方を取っています。生産チームの4人は、もともと職人だった人なので、最初の段階で繊細に物を形におこして、それを伝えていくことができるんです」。今年の6月にはエンダースキーマの直営、2号店「スキマ 合羽橋」がアトリエ近くにオープンしたが、ここでは、文字を刻印するパーソナライズオプション”effect_lab”が常設されている。ちなみに刻印機は浅草の職人から譲り受けたもの。購入したアイテムをその場で刻印することができるのは同店のみ。私的な話だが、この撮影日にエンダースキーマの財布を購入し、名前を刻印してもらった。今後、このレザーウォレットが自分の生活に溶け込み、どのように表情を変えていくのかが、今からとても楽しみだ。エンダースキーマが生み出すプロダクトは、物を長く所持する楽しみを改めて教えてくれるのだ。


 

Photo Yuto Kudo
Model  Maya
Interview&Text  Ryo Tajima
Edit Takayasu Yamada

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