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Crafts and Prize

Crafts and Prize

Craftsmanship of LOEWE

Bucket Espiral ¥289440 Bucket Fringes Bag ¥193320 Bucket Mesh Bag ¥273240 by LOEWE (LOEWE JAPAN customer service)
工芸とファッションをつなぐ
170年以上にわたって受け継がれる 王室も認めたクラフトマンシップ

パウラズ・イビザとのコラボレーションに代表されるように近年はウエアのイメージが強いロエベだが、ベースはレザーグッズファクトリーである。そして、その歴史は実に長い。なぜロエベは設立から170年以上経っ た現代でも変わらずに愛され続けるのだろう。そこには創業時から受け継がれ続ける「クラフトマンシップ」というキーワードがあった。
 
ロエベが設立されたのは1846年。革製品の協働工房としてスタートし、1872年にドイツ人の皮革職人のエンリケ・ロエベ・ロスバーグによって、本格的にブランドとして動 き始める。当時、スペインは上質なレザーの産地として有名であり、現地には高い技術を持った職人たちが数多く働いていた。彼はそんな職人たちとともに葉巻入れ、コインケース、そしてバッグまで、緻密で丁寧でハイクオリティなレザーアイテムを次々と生み出し ていく。彼らのプロダクトは、当地の上流階級の間で評判となり、1905年にはスペイン王室御用達の称号まで得ることとなる。そう、王室までもが認めたこのクラフトマンシップこそ、世界に愛され続けてきたロエベの宝なのである。そしてこの職人技を武器に、ロエベはさらに成長していく。スペイン国内で次々と店舗をオープンさせ、1965年にはプレタポルテラインもスタート。1975 年に発売されたバッグ「アマソナ」はロエベの代名詞として、今も愛され続けている。また、1985年にはルイ・ヴィトングループと提携し、新鋭デザイナーも起用。2013年秋にジョナサン・アンダーソンがクリエイティブディレクターに就任すると一気に進化の加速を増し現代のビッグブランドへと成長し てきた。
 
そんなロエベ成長の礎となった革職人たちの技術は、クリエイティブディレクター、 ジョナサン・アンダーソンのモダンなアイディアと融合し、もちろん現代にも受け継がれている。その職人技は様々なアイテムに見ることができるが、代表的なのが左に紹介し ている2019年5月にサローネ・デル・モビー レで発表された「ロエベ・バスケット」。一見竹を編んで作り上げた籠のように見えるが、 これはれっきとしたレザー。上質なレザーを熟練の職人たちが丁寧に丹念に編み上げた逸品は、他には見ることができないロエベ唯一のもの。工芸品とも呼べるこのプロダクトは、ただのファッションブランドでは作り出すことのできない、まさにロエベのクラフトマンシップの象徴的アイテムである。近年では、象やウサギをモチーフとしたキュートな「レザーアニマルシリーズ」のバッグも人気を集めているが、それも卓越したカッティングや縫製などの技術があるからこそなのだ。 そして、工芸を大切にするというマインドは、プロダクト以外にも見ることができる。 2014年にはロエベ同様に技術、知識を代々継承してきた濱田窯とコラボレーション。表参道店に特別作品も展示された。
 
工芸をアートに昇華し、ファッションへと結びつけたロエベ。本物は長く愛される。ブランドの歴史がそれを証明している。

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