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Work Tools
Megumi Shinozaki Flower Creator フラワークリエイター

仕事道具に見る
クリエイティブなワークスタイル

誰しもが1つや2つ、仕事をする上で欠かせない道具を持っている。だがその道具は、どんなストーリーから選んだものだろうか?道具には持つ者のスタイルが表れる。だからこそ、こだわりやストーリーがあるものを持っていたい。ここではいま日本で活躍する7人のクリエイターに、日々のクリエイションを支える仕事道具を紹介してもらった。彼らの話から私たちのワークスタイルを豊かにしてくれるヒントがきっと見えてくるはずだ。

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Megumi Shinozaki Flower Creator フラワークリエイター

仕事道具に見る
クリエイティブなワークスタイル

誰しもが1つや2つ、仕事をする上で欠かせない道具を持っている。だがその道具は、どんなストーリーから選んだものだろうか?道具には持つ者のスタイルが表れる。だからこそ、こだわりやストーリーがあるものを持っていたい。ここではいま日本で活躍する7人のクリエイターに、日々のクリエイションを支える仕事道具を紹介してもらった。彼らの話から私たちのワークスタイルを豊かにしてくれるヒントがきっと見えてくるはずだ。

Tools for cutting flowers
 
左のニッパーは、ワイヤーをカットする為のもので、ドライフラワーを束ねる時などに使用する。真ん中のナイフは、茎の切り口を斜めにカットする時に使う道具。右は、少し重みのある切り花用のハサミで切れ味抜群。基本この三つの道具でクリエイティブワークを行う。
どんな道具を使うかよりも、どんなものを生み出せるか
篠崎恵美

「花という生物を扱う職業柄、道具にはこだわりません。花は鮮度が命なので、切れ味が重要なんです。切り口の断面が綺麗で清潔な程、水を吸いやすいし鮮度を保てる。普通のハサミで切ってしまうと、切り口がバサバサになってしまい、繊維を傷つけてしまうしバクテリアも繁殖しやすくなってしまう。水の通り道も塞ぎかねません。なので、なるべく新しい道具のほうが、花の持ちが良いんです。どんな道具を使うかよりも、技術面や、どんなものを生み出せるかの方が大切だと思っていて、クリエイターとして活動しているのもその理由です。花は、土から切り取った瞬間、死に向かっていきます。だとしたら、死ぬまでの刹那をより多くの人に見てもらいたいし、そこにクリエイションの必要性を感じるんです。花が持っている魅力を、自分が間に立つことで、より高めてあげられたらなと。動物や虫には色や形状がほとんど見えていないらしいのですが、人間には色の深みや花びらのテクスチャーまで認識できます。花が子孫繁栄の為だけの存在だとしたら、虫や動物が見つけやすい色だけでいいし、繊細な形状である必要はないと思うんです。でも、これだけ様々な種類の花が世界中にたくさん存在する。私のやるべきことは、一番美しい瞬間を、そしてその魅力を最大限に届けることです」。花に対する思いは業界の中でも人一倍。生き物を扱う職業ということもあり、朝起きて寝るまでが仕事だと語っていた。花を大切にするのはもちろん、その可能性を広げてあげるという行為は、フラワークリエイターだけでなく、人間に与えられた使命なのかもしれない。
 
 
 

篠崎恵美
店内装飾からウィンドウ、雑誌、広告、ミュージックビデオ、商品パッケージなど、花にまつわる創作を手掛けるフラワークリエイター。週末限定のフラワーショップ“edenworks bedroom”のほか、様々なショップの運営やプロジェクトを行う。

 
 
 

Photo Tomoaki Shimoyama Text Tatsuya Yamashiro

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