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Work Tools
Makoto Tanijiri Architect / Entrepreneur 建築家 / 起業家

仕事道具に見る
クリエイティブなワークスタイル

誰しもが1つや2つ、仕事をする上で欠かせない道具を持っている。だがその道具は、どんなストーリーから選んだものだろうか?道具には持つ者のスタイルが表れる。だからこそ、こだわりやストーリーがあるものを持っていたい。ここではいま日本で活躍する7人のクリエイターに、日々のクリエイションを支える仕事道具を紹介してもらった。彼らの話から私たちのワークスタイルを豊かにしてくれるヒントがきっと見えてくるはずだ。

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Makoto Tanijiri Architect / Entrepreneur 建築家 / 起業家

仕事道具に見る
クリエイティブなワークスタイル

誰しもが1つや2つ、仕事をする上で欠かせない道具を持っている。だがその道具は、どんなストーリーから選んだものだろうか?道具には持つ者のスタイルが表れる。だからこそ、こだわりやストーリーがあるものを持っていたい。ここではいま日本で活躍する7人のクリエイターに、日々のクリエイションを支える仕事道具を紹介してもらった。彼らの話から私たちのワークスタイルを豊かにしてくれるヒントがきっと見えてくるはずだ。

Leica M-10 R
Moleskin Classic NoteBook
 
4000万画素を誇る新型ライカM-10R。写真を撮るという事以前に、モノとしての美しさに惹かれ使っているという。メモ帳として使っているモレスキンのクラシックノートブックは、10年ほど愛用しているもの。
遺るものを生み出すため日常を切り撮り残していく
谷尻誠

「僕はカメラを常に持ち歩いているんですが、日常をどう美しく切り取るかという点で建築の仕事と似ているんですよね。写真という構図の中で、何をどれくらいの大きさでどういう角度で撮るのかということが、設計のプロセスとすごく似ているんです。美しい空間やプロポーションだったり物の配置って、スケールが違うだけでやっていることは一緒なので、カメラで日常的に建築のトレーニングをしています。だから写真は僕にとってすごく重要。そうした写真に加え、メモも普段からよく取るようにしています。僕は絵を描くことよりは、言葉を書き留めることが多くて。そうした言葉では表せないものに関しては写真で補っているといった感じです。記録するということが僕のワークスタイルの中では重要なキーワードなんです。記録は今作れないから意味がある。日々少しずつ積み重ねていくから記録になるし、それがやがて歴史になり文化になるわけじゃないですか。積み重ねがない限り、何も残っていかない。記録するということは文化を作っていくことだと思っています。人々の生活に根付きながら、この先も遺っていく建築をつくる。どう残していくかということが僕の仕事の根幹なのです」。写真を撮り、メモをする。この行動自体はおそらく、仕事において多くの人が行っていることだろう。しかしそこに共通の価値観と意味を持たせることによって、働き方は大きく変わってくる。谷尻がつくり出す人々の未来を見据えた建築は、そういう一貫した価値観を持った働き方の中で、彼が日常を記録し遺してきた歴史と文化によってつくられている。
 
 
 

谷尻誠
建築設計、インテリアデザインなどを手がけるSUPPOSE DESIGN OFFICEの共同代表。日本を代表する建築家として、個人宅から商業施設に至るまで幅広く建築設計を手掛ける。大阪芸術大学准教授としての顔も持つ。

 
 
 

Photo Tomoaki Shimoyama Text Shohei Kawamura

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