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Work Tools
Kosuke Kawamura Graphic Designer グラフィックデザイナー

仕事道具に見る
クリエイティブなワークスタイル

誰しもが1つや2つ、仕事をする上で欠かせない道具を持っている。だがその道具は、どんなストーリーから選んだものだろうか?道具には持つ者のスタイルが表れる。だからこそ、こだわりやストーリーがあるものを持っていたい。ここではいま日本で活躍する7人のクリエイターに、日々のクリエイションを支える仕事道具を紹介してもらった。彼らの話から私たちのワークスタイルを豊かにしてくれるヒントがきっと見えてくるはずだ。

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Kosuke Kawamura Graphic Designer グラフィックデザイナー

仕事道具に見る
クリエイティブなワークスタイル

誰しもが1つや2つ、仕事をする上で欠かせない道具を持っている。だがその道具は、どんなストーリーから選んだものだろうか?道具には持つ者のスタイルが表れる。だからこそ、こだわりやストーリーがあるものを持っていたい。ここではいま日本で活躍する7人のクリエイターに、日々のクリエイションを支える仕事道具を紹介してもらった。彼らの話から私たちのワークスタイルを豊かにしてくれるヒントがきっと見えてくるはずだ。

NT Cutter Design Knife
Kai Corporation Cutter Knife
Tombow Pit
 
PITの糊や貝印のカッターなど、10年以上同じものを使い続けているという河村の仕事道具は、一般的にも馴染みのあるものばかり。雑誌や書籍の切り抜きを使用したコラージュ作品では、”違和感と気持ち悪さ”を大切にしている。
日常にあるもので、日常にないものを創造
河村康輔

「これといって特別な道具ではなく、みんなが知っているようなPITの糊や、直線を切る時に使う貝印のカッターと、曲線を切る時に役立つNT Cutterというメーカーのカッターを使っています。僕はハサミを使わないので、基本この道具だけで十年以上やっていますね。逆にデジタルでコラージュを作る時は、フォトショップでやっているので、マウスがカッター代わりになっている感じです。
職人さんの感覚に近いと思いますが、使い慣れていない新しい道具を沢山試すよりも、自分の手に馴染んだ道具をずっと使い続ける方が僕は好きです。コラージュに使う紙(道具)は、その時に作りたいものを基準に選んでいます。町の古本屋さんで何百円で投げ売りされているようなものもあれば、1000部しか発行していないようなものもある。世の中に見捨てられたものというか、誰も使わないようなものをなるべく使うようにしていますね。例えば、ポルノ素材を扱う時もPLAYBOYよりは、生々しいおばちゃんのヌード写真といった具合に、有名な人やキャッチーな素材は使わないんです。完成された良い素材は無限にあると思いますが、それだとつまらない。未完成な素材を使って、完成品を作っていくという作業の方が、ゲーム性があって楽しいんです」。仕事を常にゲームとして捉え、そのミッションを次から次へと乗り越えていく。そこに快感を覚えるという彼のワークスタイルに欠かせない仕事道具は、それもまた、ゲーム性をもった日常にあるものたちだった。
 
 
 

河村康輔
「AKIRA」を使用したコラージュ作品の発表や、アパレルブランドへのグラフィック提供など、コラージュアーティスト、グラフィックデザイナーとして様々な仕事を行う人物。また、国内外問わず様々な美術館で個展を開催している。

 
 
 

Photo Tomoaki Shimoyama Text Shohei Kawamura

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