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Interview with Rejjie Snow
Creator Interview about Life in Work

世界のクリエイターたちの
新しいワークスタイル

時代が変われば、それに伴って働き方が変わるのは世の常。オンラインが普及したことによって在宅勤務が可能になり、パソコンの画面で打ち合わせをするなんて一昔前であれば考えられなかったことだ。社会が少しずつ柔軟になることで、どんな場所で、どんな服で、どんな時間に、どのように働くかを考える必要も増してきた。クリエイティブに自分らしく働くためには、どういうワークスタイルにするべきか。ここでは、ファッションや音楽のシーンで活躍する世界中のクリエイターたちのワークスタイルに迫る。彼らのワークスタイルから新しい時代のヒントを感じ取って欲しい。

Interview with Rejjie Snow
Creator Interview about Life in Work

世界のクリエイターたちの
新しいワークスタイル

時代が変われば、それに伴って働き方が変わるのは世の常。オンラインが普及したことによって在宅勤務が可能になり、パソコンの画面で打ち合わせをするなんて一昔前であれば考えられなかったことだ。社会が少しずつ柔軟になることで、どんな場所で、どんな服で、どんな時間に、どのように働くかを考える必要も増してきた。クリエイティブに自分らしく働くためには、どういうワークスタイルにするべきか。ここでは、ファッションや音楽のシーンで活躍する世界中のクリエイターたちのワークスタイルに迫る。彼らのワークスタイルから新しい時代のヒントを感じ取って欲しい。



 

人生はただの章のまとまり
最終的には映画にしたい

現在絵を描く作業に集中しているレジーだが、音楽を完全に辞めたわけではない。今年の7月にはデビューアルバム以来の新曲、「Cookie Chips」をリリースした。レジーのヒーローであるMFドゥームとの初めての共演が実現したこの楽曲への思い入れはかなり深いという。「MFドゥームは大好きだよ。彼は天才だと思うし、オレは少なくとも1日1回は彼の曲を聴いている。彼になりたいと思うくらい全てに憧れている。彼と一緒に仕事ができたことは光栄だし、本当に感謝している」。メローで深いレジーの声と明るくて軽いビートの相性はMVで見る夢の世界そのものが音となったような感覚だ。この曲のリリースと同時に公開されたMVは、彼のアート同様に夢のような世界観にあふれ、まるで映画のワンシーンのよう。それもそのはず、このMVのラストは昨年亡くなった伝説のフランス映画監督のアニエス・ヴァルダの姿がプリントされたパネルに風船をつけ、家族と友人が空へ飛ばしたというエピソードにインスピレーションを受けたレジーが、そのシーンをMVのラストにしたいというアイディアから作ったものだから。これはただのMVではない。彼の現在の画家の作業の延長なのだ。ビジュアルに集中し、曲の感情と空気を映像に捉える。「俺の人生はただの章のまとまりなんだよ。次の章が一番充実していると予想している。写真とパフォーマンスをもっと探求して、ビジュアルアートの方に進みたい。最終的にはオレは自分の人生を映画にしようとしているんだ」。レジーは自身の心を表現するために作品を作るが、その感覚やイメージに添ってその手法も変えていくのだ。音楽もアートもその一つ。彼にとっての“仕事”とは自身を表現すること。その仕事のために、手法を自分のインスピレーションの赴くままに変えていく。彼の音楽活動は終わったのではなく、表現者として次のページをめくっただけなのだ。
 
 

レジー・スノウ
1993年アイルランド生まれ。マドンナのオープニングアクトを務めるなど、世界的に活躍。今年の7月にはMF・ドゥームと初共演した久々の楽曲「Cookie Chips」をリリース。現在ビジュアル関係の活動に集中している。
WORK TOOLS

ミュージシャンのスタジオというより、画家のアトリエであるレジーのワークスペース。忘れたくない思い出が詰まったポラロイド、友達からもらった本、そして家族の写真などが置かれている。現在は自身のアーカイブとも感じられるこのスペースから引っ越し中だという彼。自身の活動における新たな章へページをめくっている。

 
必要なものだけを置いてあるというレジー・スノウのスタジオ。その片隅には「ほとんどもらい物であり、なかなか最後まで読めない」という本、よく自身でも撮影するというカメラと並んで、彼の母親の写真が飾られている。「何が一番大切か忘れないように、家族の写真を飾っているんだ」。またポラロイドカメラも大切な道具の一つ。「大切な時間をポラロイドで撮っているよ。流れていく忘れそうな時間を思い出させてくれるから」。棚には彼が忘れたくないと感じた瞬間を収めた数多くのポラロイド写真が並んでいた。もちろんアート活動を行う上では、画材を忘れてなはらない。シャーピーの油性ペンやペンテルのボードマスター、そして数種類の筆は欠かせない道具である。生きてきた瞬間を収めた写真や絵が並ぶ彼のスタジオは彼自身のアーカイブのようだ。
 
 
 

Photo Piczo Interview Mikuto Murayama Text Mikuto Murayama Satoru Komura

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